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20000728


Oxford -> London



 朝、お子たちとレゴ遊び。二人の子供の間で、特定の形のピースをめぐってちょっとした所有権争い。カード読み取り機を作りたい葵さんと飛行機を作りたい玄之介くん。目指す形に変形を加えることによって争いはおさまる。レゴには、デザインと所有・同一性をめぐる問題が凝縮されている。デザイン(形)をうらやましく思うことと、素材(ピース)をうらやましく思うことの分かちがたさ。素材に心惹かれるとき、そこには素材の使われているコンテクストの魅力が入り込んでいる。作品を見て何かを思いつくということは、会話のようなものだ。相手のことばに似たいと思い、相手のことばから離れたいと思う欲望。それが会話を駆動し、デザインを駆動する。

 散歩。一軒家のような生物人類学教室にうらやましさ爆発。竹川君と二人のお子とで、オックスフォード公園を散策。だだっぴろいねえ。
 聖メアリー聖堂へ。トムズタワーに上る。下のカフェで二人のお子たちと話してたらとなりのテーブルの人にものすごい顔でにらまれる。規律の国イギリスの規律正しい聖堂。そういや、あまり町中で子供を見かけない。子供はベビーシッターに預けて、町は大人の世界、ということか。

 竹川君と別れたあと、ブラックウェルの古本コーナーをちょい見てから、裏路地のTavernに入り、がぶがぶとビール、フィッシュ&チップス、先程ゲットしたPsychology of attentionを読む。
 ロンドンへ。ショーン、リツコさん、ゆうこさんと合流。The Sassexでライブを見る。John Karahan Auto Karaokeの泣かせる声のキレっぷり。XTCの魅力のひとつはアンディの英語のキレにあったということを思い出す。

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Beach diary